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2022.08.18 木

【学校清掃のまとめ】各清掃箇所ごとのコツや、清掃業者へ依頼するポイント

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学校施設の清掃は、学校施設に通われる生徒様や職員の皆様の健康を守るためにも重要であると考えております。
衛生環境の向上や皆様が健やかに過ごされるような環境作り、父兄や見学者、来訪者の方へのイメージアップにも繋がる学校施設の美観向上。
一般の建物に比べ、人の出入りが多い学校は汚れやすい傾向にあります。

「いつもキレイで気持ちが良い学校」

この記事では、皆様が健やかに過ごせる学校施設にするための清掃について紹介します。

学校清掃の基本

学校における清掃は普段から使われる教室やトイレ、玄関の床などが主な清掃内容になります。
学校はとくに使用頻度が高く、多くの人が集まるため汚れやすい場所になります。
よって、常日頃から行う日常清掃は勿論、頑固についてしまった汚れの除去を行う定期清掃が欠かせません。

日常清掃

日常清掃とは床の掃き掃除やトイレの清掃など、生徒様でも行える清掃です。
特殊な機械や洗剤は使用しませんが、日常清掃を怠ると汚れが溜まってしまったり、固着してしまったりと汚れを落とすことが困難になってしまうため、綺麗を保つには日常清掃が必須です。

定期清掃

定期清掃は日常清掃では取れなくなってしまった汚れの除去を行います。
学校の教室や廊下はたくさんの人が歩行するため、靴裏のゴムが床と擦れてヒールマークという汚れが付着しやすい場所です。
このヒールマークはモップがけやタオルで拭き取るのは困難です。
その際は定期清掃にてポリッシャーを使い、頑固な床の汚れを除去していく必要があります。

定期清掃で行う主な作業は以下です。

床洗浄ワックスがけ作業

床洗浄ワックスがけ作業は、専用の洗剤とポリッシャーで床を洗浄した後、ワックスがけを行います。
ヒールマークや頑固な汚れを放置したままワックスをしてしまうと、ワックスの下に汚れが残ってしまい、除去しにくくなるため、ワックスがけの前には床の洗浄が必須です。

カーペットクリーニング

カーペットクリーニングにはさまざまな方法があります。
学校の教室ごとで使用頻度や目的が異なるため、それぞれに合った方法でカーペットを洗浄していきます。

ガラスクリーニング

定期清掃で行うガラスクリーニングは日常清掃のガラス拭きとは異なり、手の届かない高所の作業も承っています。
ガラスの汚れは反対側の面の汚れが見えやすく、教室で言えば外側についた雨の汚れ、砂塵などが教室の中から見えてしまうのです。
高所の場合は足場がないと自分たちで掃除するのは難しいです。その場合は清掃業者にお任せすることを推奨します。

「日常清掃」と「定期清掃」については、『「日常清掃」と「定期清掃」とは』の記事で詳しく解説しています。

環境衛生

環境衛生は人々の健康を守っていくための清掃や環境の改善をしていくことです。
また、自然環境から発生する大気汚染の対策や改善も環境衛生のひとつです。

貯水槽清掃

貯水槽は各施設で水を貯めておく設備で、学校では屋上や校舎の近くでよく見られます。
貯水槽の清掃は単に綺麗にするだけの目的ではなく、衛生管理において非常に大切です。
そして、点検や清掃を怠ってしまうと、最悪のケースとして罰則の対象になります。
罰則にならなかったとしても、健康被害を及ぼす可能性があるため、貯水槽の清掃は必ず行ってください。

エアコンクリーニング

エアコンクリーニングにより、エアコンの効きが良くなったり電気代の改善といったメリットがありますが、忘れてはいけないのが衛生面の改善です。
エアコンを常に使う環境ではとくに汚れてしまい、フィルターにはホコリが溜まり、エアコン内部にはカビが発生します。このまま汚れを放置してしまうと健康被害を及ぼします。
健康被害には個人差がありますが、デリケートな人もいるため、定期的に清掃を行いましょう。

壁清掃

壁は床と比べると汚れにくい場所のように思えますが、壁の素材によっては汚れやすいものもあり、こまめな清掃が必要です。
例えばトイレなどでよく見られる、タイル状の壁にはホコリが全体的に付着します。
実際に拭いてみると分かりますが、タオルにびっしりと黒いホコリがつくことがあります。
窓を開けっ放しにしていた場合、ホコリや校庭から舞い上がった砂塵が付着している可能性が高いため、一度確認してみるといいでしょう。

蛍光灯清掃

蛍光灯にもホコリは積もります。手の届かない場所が多いため見逃しがちですが、蛍光灯を実際に覗いてみると、蛍光灯の上面にはホコリが積もっていることがよくあります。
そのまま放置してしまうと積もったホコリが飛んで、人がそれを吸い込んでしまうリスクに繋がるため、定期的な清掃を心がけましょう。

ゴキブリ害虫駆除

夏頃に多く発生する害虫は自分たちで一時期的に駆除することができても、すぐに発生してしまうため、清掃業者や駆除業者は特殊な薬剤を噴霧して害虫の発生を抑えます。

ゴキブリが持ち込む細菌によって病気、食中毒、その他健康被害を及ぼす危険性があるため、ゴキブリが多発する場合は専門業者にお任せすることを推奨します。

マット交換

玄関先や渡り廊下の先に設置されるマットは靴裏の砂や泥を拭う役割のため、多くの汚れを含んでしまっています。
一見するとあまり汚れが溜まっていないように見えるかもしれませんが、繊維の奥には様々な汚れが溜まっていることがほとんどです。実際にマットをはたいてみると分かりますが汚れが粉塵となって出てきます。
清掃では除去しきれないほど汚れが溜まっているケースが多いため、マットは定期的に交換することで環境衛生を整えることができます。

学校清掃のサービス内容と清掃箇所ごとの料金相場

学校清掃の費用については、清掃費用の大半が人件費です。人件費の他、「清掃範囲や規模」「清掃箇所の難易度」「清掃に伴う危険度」によって清掃料金・単価が高くなる傾向があります。

学校清掃で行うことが多い、清掃の費用は次のようになります。

日常清掃の内容と料金相場

学校清掃にて行う主な清掃箇所は次のようになります。

  1. 教室清掃(床・ガラス・机)

    教室_02
  2. 廊下清掃

    廊下
  3. 階段清掃

    階段
  4. トイレ清掃(便座の裏、扉を含む)

    トイレ_01
  5. 事務所清掃

    事務所
  6. 玄関清掃(床・ガラス)

    玄関
回数 費用相場(月額) 備考
1回 21,600~30,000円 1回あたり2.5時間程度の作業
2回 43,200~60,000円   〃
3回 64.800~90,000円   〃

弊社で行っている日常清掃の内容と料金については、「日常清掃」のページに掲載しています。

カーペット洗浄の内容と料金相場

カーペット洗浄には様々な方法があり、使用頻度や目的に合わせて適切な方法を選ぶことが大切です。
例えばポリッシャー方式は洗浄力が高いですが、それに伴って費用も高くなります。
一方でヤンパッド方式はポリッシャー方式より洗浄力は低いですが、手軽さとコストの低さがメリットになります。
  
カーペットに染み込んだ汚れ、ハウスダストを除去することで衛生環境の改善にも繋がるため、方式の選択は清掃業者に問い合わせることを推奨します。

項目 費用 備考
カーペット洗浄 15,000円~30,000円 100㎡以下

※清掃方法や面積によって価格は変動します。

弊社で行っているカーペット洗浄の内容と料金については、『カーペット洗浄』のページに掲載しています。

床洗浄ワックス作業の内容と料金相場

床洗浄ワックス作業は、専用のポリッシャーを使用して、床にこびり付いた汚れを除去し、その上でワックスを施工します。

多くの人が歩行する廊下で目立つ汚れは、靴裏が擦れて付着する「ヒールマーク」です。
ヒールマークを一般的な清掃で落とすことは困難で、ワックスをそのままかけてしまうとさらに困難になってしまいます。
また、汚れの具合や床材によって洗剤やポリッシャーで使用するパッドも使い分けます。

項目 費用 備考
床洗浄ワックス作業 30,000円~ 200㎡以下

※剥離洗浄の追加や面積により価格は変動します。

弊社で行っている床洗浄ワックス作業の内容と料金については、『床洗浄ワックス作業』のページに掲載しています。

ガラス洗浄の内容と料金相場

ガラス洗浄は、シャンパーでガラスに洗剤を塗布した後、スキージーで洗剤と水を除去します。
僅かに残った水気も目視で確認し、タオルで拭き取ります。
学校内から内側のガラス清掃は可能でも、高所かつ足場のない外側は困難な場合が多いです。

危険が伴い難易度も高いため、定期的に専門業者に依頼したほうが安心安全で高品質です。

項目 費用 備考
ガラス洗浄 30,000円~ 200㎡以下

※高所の場合や面積により価格は変動します

弊社で行っているガラス洗浄の内容と料金については、『ガラス洗浄』のページに掲載しています。

高圧洗浄の内容と料金相場

学校の玄関口や外観は雨による汚れが付着します。
そこで高圧洗浄を行うことで雨の汚れ、苔などを徹底的に除去することができます。
また、汚れが頑固な場合は専用の洗剤で湿布してから、高圧洗浄を行うことでさらに高品質な仕上がりになります。

項目 費用 備考
高圧洗浄 15,000円~30,000円 200㎡~400㎡以下

※湿布洗浄の追加や面積により価格は変動します。

弊社で行っている高圧洗浄の内容と料金については、『高圧洗浄』のページに掲載しています。

業務用エアコン洗浄の内容と料金相場

業務用エアコン洗浄の内容は、主に次の2点です。

  1. エアコンのフィルターの除塵

  2. 分解して、内部のカビや埃の除去

常に稼働しているエアコンはとくに汚れが溜まりやすいです。
外側から見てみると「ホコリが少ないから」「エアコンのエラーが出ていないから大丈夫」と、放置されがちですが、実際に分解してみるとカビだらけになっているケースが多いです。

分解の際は、エアコンの電源や基板の取り外しがあるため、ご自身で誤った方法で分解を行うと最悪のケースとしてエアコンが壊れてしまい、多額の修理、交換費用がかかってしまうため、清掃業者にお任せした方がリスクは少ないです。

業務用エアコン洗浄の内容と料金については、『業務用エアコン洗浄』のページに掲載しています。

貯水槽清掃の内容と料金相場

貯水槽清掃の内容は、主に次の3つです。

  1. 貯水槽に異常がないかを点検

  2. 貯水槽の外側に付着した汚れを除去し、内部に混入しないように清掃

  3. 排水してから内部の清掃と消毒

自分たちで貯水槽の状態を確認するのは難しいため、基本的には専門業者に依頼している場合がほとんどです。

衛生環境に大きく関わる清掃箇所になるため、現在行っていない場合は必ず業者に依頼してください。
点検や清掃を怠ってしまうと、最悪のケースとして罰則の対象になるため注意が必要です。

受水槽洗浄 料金
〜3トン 30,000円
4トン 32,000円
5トン 34,000円
6トン 36,000円
7トン 38,000円
8トン 40,000円
9トン 42,000円
10トン 44,000円

「学校清掃の費用についての考え方」や「清掃の費用相場」については、『【清掃業者の値段の目安】相場や依頼する時の考え方について解説』の記事で詳しく解説しています。

学校清掃の清掃業者を選ぶ7つのポイント

学校清掃に限らず、清掃業者を選ぶ際に失敗しないためには、お客様ご自身も依頼する際のポイントを把握しておくことが重要です。

少しでもトラブルになるような要因を排除して、より良い清掃業者を見極めるために7つのポイントをご活用ください。

学校清掃の実績や口コミがきちんとあるか

実際にお客様から頂いた口コミを見ていただいた方が、ホームページを参照するより、良い清掃業者の選択ができます。
とくに注目すべき点は、清掃業者の実績です。

実際にどこのお客様から依頼を頂いているのか、具体的な企業様の名前や詳しいコメントから、ピッタリな清掃業者を見つけることができます。

清掃に関する有資格者が在籍しているか

清掃作業には国家資格である「ビルクリーニング技能士」「建築物環境衛生管理技術者」「清掃作業監督者」などがあります。その他にも「ゴンドラ操作者」「高所作業車の操作」、「ロープ高所作業特別教育の受講」など清掃内容によって必要になる資格があります。

清掃作業員が清掃環境に必要な資格を持っている方であれば、清掃に関する専門知識が豊富であると言え、清掃の品質も一定以上の技術力が期待できます。

清掃の仕様書を作成している

仕様書には実際に行う清掃内容や場所、詳しい金額や日程を書き記されています。
清掃業者によって仕様書の書き方は異なるため、清掃場所や金額が明確に書かれているかどうかが判断基準となります。
建物の図面や清掃方法の詳細などが記載されていれば、尚よいでしょう。

「学校清掃の清掃業者を選ぶポイント」の残りの4つのポイントについては、「失敗しない清掃業者の選び方【良い清掃業者を見極める7つのポイント】」のページにて詳しく解説しています。

【自分たちでできる】学校清掃のコツ

多くの生徒様や職員の皆様が健やかに過ごされるよう、常日頃から学校を奇麗に保つには、毎日の清掃は欠かせません。
以下には、学校清掃の主な掃除箇所と清掃のポイントをまとめています。

自分たちでできる床の清掃は掃除機をかける、ホウキで掃く、モップがけをするなどの除塵作業です。その他の頑固な汚れは以上のような方法で除去するのが難しく、間違った方法で除去しようとすると床材を傷つけてしまう可能性があります。
校庭から舞う砂塵や靴裏についた汚れが床に付着したまま放置すると、除塵が大変になるだけではなく、汚れが重なれば重なるほど余計に頑固な汚れになってしまうため、除塵の清掃頻度を高くすることがポイントです。

トイレ

トイレの便器によく見られる輪っかの黒ずみはホコリやカビが混ざった汚れです。
ブラシですぐに擦ればすぐに落ちますが、放置してしまうと固着してしまうことがあるため毎日の清掃を心がけましょう。
また、ブラシの届きにくい便器の裏側や飛び跳ねて床などに付着した尿も日々の清掃で除去します。
そのまま放置してしまうと尿石になってしまい、除去するのが困難です。
トイレ用の洗剤が販売されていますが、トイレ清掃を欠かさずに行い黒ずみや尿石を発生させなければ、洗剤はなくともトイレの綺麗さは保てるためこまめに清掃しましょう。

ガラス

ガラスは濡れたタオルと乾いたタオルを使います。
最初は濡れたタオルで水拭きして汚れを除去し、次に乾いたタオルで水気を拭き取って仕上げます。
奇麗に仕上げるコツは乾いたタオルでしっかりと拭くことです。
濡れたタオルだけでもある程度の汚れは落ちますが、拭いた筋が残ってしまい、太陽の光に反射して汚く見えてしまいます。また、拭いたガラス面とは逆側から確認すると、残った拭き筋が確認しやすいです。

ブラインド

ブラインドは簡単に折れやすい素材でできているため、タオルで強く擦って汚れを拭き取るのはお勧めしません。そのため、ブラインドの清掃は「フラワー」という清掃道具を使って除塵します。

ホコリは静電気によって壁やブラインドなどの建具に付着しやすいです。一方でその静電気を利用し、フラワーでブラインドを触っていくだけで静電気を帯びたフラワーがホコリを取ってくれます。

エアコン

エアコンは精密な機械のため、間違った方法で清掃するのは厳禁です。
自分たちで行う清掃の範囲はエアコンのフィルター清掃に留めておいたほうが無難です。
エアコンフィルターは比較的簡単に取り外しが可能ですが、脚立を使用して取り外すことがほとんどになるため、安全には充分配慮してください。
フィルター清掃は掃除機の先にブラシがついたアタッチメントを使用するか、ブラシを使った水洗いでホコリを除去しましょう。
(硬い毛のブラシはフィルターを痛めるため、柔らかいブラシで優しく洗いましょう)

玄関

床と同じように除塵作業が主となります。また玄関の多くは石材が使用されていることが多いため、その場合は水とデッキブラシを使って洗浄も可能です。
ただし、汚水の回収が難しいため、できるだけ普段の除塵作業で綺麗を保った方がいいでしょう。
清掃業者の場合はウェットバキュームにて汚水を回収するため定期的に清掃を依頼するとより美観を保てます。

植木

清掃業者であれば機械を使用して伐採したり草刈りを行えますが、危険を伴う作業です。そのため、自分たちで行う清掃作業は、除草を主とするとよいでしょう。
植木に生えてきた雑草やシーズンによっては落葉の除去を行い、除草した草木は必ず放置せずに回収しましょう。
草木は一見放置しても大丈夫そうに思えますが、害虫を発生させてしまう原因になるため、日頃の手入れが大事です。

お子様が健やかに過ごせる環境作りとしての清掃

お子様が健やかに過ごせる環境づくりとしての学校清掃についての紹介でした。
学校清掃は生徒様自身で清掃する風習が昔からあり、現在も生徒様で清掃を行っている学校も多くあるかと思います。
自分たちで清掃すると、ただ学校を綺麗にするだけではなく、綺麗にする意味や健康への意識を高めるメリットもあります。
東葉アメニティは清掃業者でありながら、自分たちでも行える清掃方法をご紹介して、清掃のお役に立てて頂きたいとおもっています。

ただ、学校清掃において最も大事なことはお子様が健やかに学校生活を送れる環境を作ることであるため、貯水槽の点検や高所での作業、危険を伴う清掃作業は欠かせません。


弊社は「とりあえず東葉にきいてみよう」をモットーに、お客様とのヒアリングを大切にし、安心してお任せできるように心がけています。
お問い合わせの際はどんな些細なことでも構いませんので、お客様と一緒に綺麗を実現出来れば幸いです。

実際に学校清掃をさせて頂いたお客様の声はこちらから閲覧できます。

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