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2026.03.03 火

オフィス清掃の選び方完全ガイド!費用相場から業者選定のポイントまで徹底解説

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「オフィスの清掃を外部に委託したいけれど、どこに頼めばいいかわからない」
「清掃費用の相場や、どんなサービスがあるのか知りたい」
オフィスの清潔さは従業員の健康や生産性、さらには企業イメージにも直結する重要な要素です。しかし、清掃業者の選び方や費用体系が分からず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、オフィス清掃の種類や費用相場、業者選びのポイント、そして清掃を外注するメリットについて詳しく解説します。

オフィス清掃を外注するメリット

オフィス清掃を専門業者に外注することで、企業にとって多くのメリットが得られます。自社で清掃を行う場合と比較して、業務効率や清掃品質、さらには衛生管理の面で大きな違いが生まれます。
ここでは、オフィス清掃を外注することで得られる主なメリットについて解説します。

従業員の業務効率向上

オフィス清掃を外注する最大のメリットの一つは、従業員が本来の業務に専念できることです。
社内で清掃を行う場合、従業員が交代で清掃当番を担当したり、始業前や終業後に掃除をしたりする必要があります。特に少人数のオフィスでは、一人あたりの清掃負担が大きくなりがちです。
清掃業務を外注することで、従業員は自分の専門業務に集中でき、結果として生産性の向上につながります。また、清掃当番の調整やトラブルといった管理の手間も省けるため、管理職の負担も軽減されます。
限られた人的リソースを本来の業務に集中させることは、企業の成長にとって非常に重要な要素と言えるでしょう。

プロフェッショナルな清掃品質

専門業者による清掃は、一般的な清掃とは品質が大きく異なります。
清掃のプロフェッショナルは、適切な清掃技術と専門機材を保有しており、一般の清掃では落としきれない汚れにも対応できます。例えば、カーペットの染み抜き、床のワックスがけ、エアコン内部の洗浄など、特殊な技術や機材が必要な作業も安心して任せることができます。
また、多くの清掃業者には「ビルクリーニング技能士」などの国家資格を持つスタッフが在籍しています。これらの資格保有者は、適切な洗剤の選定や素材に応じた清掃方法を熟知しているため、オフィスの設備を傷めることなく、効果的な清掃を実現します。
プロの技術により、オフィスは常に清潔で快適な状態に保たれ、設備の寿命も延ばすことができます。

衛生管理と企業イメージの向上

定期的なプロの清掃は、オフィスの衛生環境を大きく改善します。
とくに、トイレや給湯室などの水回り、エアコンフィルター、カーペットなどは、定期的な専門清掃を行わないと雑菌やカビが繁殖しやすい場所です。プロの清掃業者による定期的なメンテナンスにより、こうした衛生上のリスクを軽減し、従業員の健康を守ることができます。
近年では、感染症対策として除菌清掃や抗菌コーティングのサービスを提供する業者も増えています。こうした専門的な衛生管理は、従業員だけでなく来客にとっても安心できる環境を作り出します。
また、清潔で整ったオフィスは、来客時の印象を大きく左右します。エントランスやロビー、会議室が常に清潔に保たれていることは、企業の信頼性を示す重要な要素です。第一印象の向上は、ビジネスチャンスの拡大にもつながるでしょう。

オフィス清掃の種類と内容

オフィス清掃サービスは、大きく分けて「日常清掃」「定期清掃」「スポット清掃」の3種類があります。それぞれ目的や作業内容が異なるため、自社のニーズに合わせて適切なサービスを選ぶことが重要です。
ここでは、各清掃サービスの特徴と具体的な作業内容について解説します。

日常清掃

日常清掃は、オフィスの基本的な清潔さを保つために行われる清掃サービスです。
週に数回から毎日の頻度で実施されることが多く、オフィスの日々の汚れを取り除き、快適な労働環境を維持します。
日常清掃の主な作業内容
● 床の掃き掃除・モップがけ: フロア全体の埃やゴミを除去し、清潔な状態を保ちます
● デスク周りの拭き掃除: デスクやテーブル、椅子などの表面を拭き上げます
● トイレ清掃: 便器、洗面台、鏡、床などを清掃し、消耗品を補充します
● 給湯室の清掃: シンクや作業台、冷蔵庫の外側などを清掃します
● ゴミ回収: 各デスクやゴミ箱のゴミを回収し、新しい袋をセットします
● 窓やドアの拭き掃除: 手の触れる部分を中心に拭き上げます
日常清掃は、オフィスの「見た目の清潔さ」を維持するための基本的なサービスです。従業員が気持ちよく働ける環境を作り、来客時の印象も良くする効果があります。

定期清掃

定期清掃は、日常清掃では対応できない箇所を専門的に清掃するサービスです。
月に1回から数ヶ月に1回程度の頻度で実施され、オフィスの美観維持と設備の長寿命化に貢献します。
定期清掃の主な作業内容
● 床のワックスがけ・剥離洗浄: 床材を保護し、光沢を出すワックスがけや、古いワックスを剥がして新たに塗り直す剥離洗浄を行います
● カーペットクリーニング: 専用機材を使用してカーペットの奥深くの汚れを除去し、染み抜きも行います
● 窓ガラス清掃: 内側・外側の窓ガラスを徹底的に清掃し、透明感を取り戻します
● エアコンフィルター清掃: エアコンのフィルターやパネルを取り外して洗浄し、効率的な運転を維持します
● 照明器具の清掃: 蛍光灯やLED照明のカバーを清掃し、明るさを保ちます
● 高所部分の清掃: 天井付近の埃取りや換気扇の清掃など、日常清掃では手が届かない箇所を清掃します
定期清掃は、オフィスの「深い汚れ」を取り除き、設備を良好な状態に保つための専門的なサービスです。定期的に実施することで、オフィスの資産価値を維持し、快適な環境を長期的に保つことができます。

スポット清掃(単発清掃)

スポット清掃は、必要に応じて一時的に依頼する清掃サービスです。
定期契約ではなく、単発での依頼となるため、特定のイベントや状況に応じて柔軟に利用できます。
スポット清掃の主な利用シーン
● 年末大掃除: 年末に向けてオフィス全体を徹底的に清掃し、新年を清潔な環境で迎えます
● 移転前後の清掃: オフィス移転時の旧オフィスの原状回復清掃や、新オフィスの入居前清掃を行います
● イベント前後の清掃: 社内イベントや来客の多い時期の前後に集中的な清掃を実施します
● 急な汚れへの対応: 水漏れや大量のゴミの発生など、緊急時の清掃に対応します
● 季節の変わり目の清掃: エアコンの大掃除や窓ガラスの徹底清掃など、季節に応じた清掃を行います
スポット清掃は、通常の清掃では対応しきれない特別な状況に対応するためのサービスです。柔軟に利用できるため、コストを抑えながら必要なタイミングでプロの清掃を受けられます。

オフィス清掃の費用相場

オフィス清掃を外注する際、最も気になるのが費用です。清掃費用は、清掃の種類、オフィスの規模、作業内容、頻度などによって大きく変動します。
ここでは、一般的な費用相場について、清掃の種類別に詳しく解説します。ただし、地域や業者によって価格は異なるため、あくまで目安としてご参考ください。

日常清掃の費用相場

日常清掃の費用は、主にオフィスの面積と清掃頻度によって決まります。
オフィス規模別の月額費用相場
● 小規模オフィス(〜100㎡): 月額2万円〜5万円程度

○ 従業員数10名以下の小規模オフィスに適しています
○ 週3回程度の清掃で月額2〜3万円、毎日の清掃で月額4〜5万円が目安です
● 中規模オフィス(100〜300㎡): 月額5万円〜15万円程度

○ 従業員数10〜50名程度のオフィスに適しています
○ 清掃箇所が増えるため、作業時間も長くなり費用も上がります
● 大規模オフィス(300㎡以上): 月額15万円以上

○ 従業員数50名以上の大規模オフィスに適しています
○ 複数の清掃スタッフが必要になる場合もあり、費用は規模に応じて変動します
費用に影響する要素
● 清掃頻度: 週1回、週3回、週5回(毎日)など、頻度が高いほど月額費用は高くなります
● 清掃時間: 営業時間外(早朝・夜間)の清掃は、時間外料金が加算される場合があります
● 清掃箇所: トイレ清掃を含むか、給湯室を含むかなど、清掃範囲によって費用が変わります
日常清掃は月額契約が一般的で、年間契約にすると割引が適用される場合もあります。

定期清掃の費用相場

定期清掃の費用は、作業内容の専門性や使用する機材によって大きく異なります。
作業内容別の費用相場
● 床洗浄・ワックスがけ: 1㎡あたり300円〜800円程度

○ 通常のワックスがけは300〜500円/㎡程度
○ 剥離洗浄(古いワックスを完全に除去)は600〜800円/㎡程度
○ 100㎡のオフィスの場合、3万円〜8万円程度が目安です

● カーペットクリーニング: 1㎡あたり500円〜1,500円程度

○ 通常のクリーニングは500〜800円/㎡程度
○ 染み抜きや特殊洗浄が必要な場合は1,000〜1,500円/㎡程度
○ カーペットの素材や汚れの程度によって価格が変動します

● 窓ガラス清掃: 1枚あたり500円〜2,000円程度

○ 通常サイズの窓(内側・外側)で500〜1,000円/枚程度
○ 高所作業が必要な場合は1,500〜2,000円/枚程度
○ オフィスビルの高層階では特別料金が加算されることがあります

● エアコン清掃: 1台あたり10,000円〜20,000円程度

○ 壁掛けタイプは10,000〜15,000円/台程度
○ 天井埋め込みタイプは15,000〜20,000円/台程度
○ 内部の分解洗浄を含む場合はさらに高額になります

● 外壁洗浄: 1㎡あたり500円〜1,500円程度

○ 低層階の外壁は500〜800円/㎡程度
○ 高所作業や特殊な洗浄が必要な場合は1,000〜1,500円/㎡程度
定期清掃は、作業ごとに個別に依頼することもできますし、パッケージプランとして複数の作業をまとめて依頼することで割引が適用される場合もあります。

スポット清掃の費用相場

スポット清掃の費用は、作業内容とオフィスの規模によって大きく変動します。
主な作業別の費用相場
● 年末大掃除: 通常の定期清掃の1.5〜2倍程度

○ 日常清掃と定期清掃を組み合わせた総合的な清掃になります
○ 小規模オフィスで5万円〜10万円程度
○ 中規模オフィスで10万円〜30万円程度
○ 大規模オフィスで30万円以上

● 移転前後の清掃: オフィス規模により5万円〜30万円以上

○ 旧オフィスの原状回復清掃は、汚れの状態によって費用が変動します
○ 新オフィスの入居前清掃は比較的低価格で済む場合が多いです
○ 不用品の処分が必要な場合は別途費用がかかります

● 特殊清掃: 状況により大きく変動

○ 水漏れ後の清掃、消臭作業、除菌作業などは専門性が高く、3万円〜数十万円と幅があります
○ 緊急対応が必要な場合は、通常料金の1.5〜2倍程度の割増料金が発生することがあります
スポット清掃は単発契約のため、定期契約と比べて単価が高くなる傾向があります。ただし、必要なタイミングでのみ利用できるため、コストコントロールがしやすいというメリットもあります。

オフィス清掃業者を選ぶポイント

オフィス清掃業者は数多く存在し、それぞれ得意分野やサービス内容が異なります。適切な業者を選ぶことで、コストパフォーマンスとサービス品質の両立が可能になります。
ここでは、清掃業者を選定する際に確認すべき重要なポイントについて詳しく解説します。

対応可能な清掃範囲

清掃業者によって、対応できる清掃内容は大きく異なります。
業者のタイプ
● 総合型業者: 日常清掃から定期清掃、特殊清掃まで幅広く対応できる業者です。窓口が一本化されるため、管理が楽になります。
● 日常清掃専門業者: 日常清掃に特化した業者です。毎日の清掃をリーズナブルに提供しますが、専門的な定期清掃は別の業者に依頼する必要があります。
● 定期清掃専門業者: ワックスがけやカーペットクリーニングなど、専門性の高い清掃に特化した業者です。高品質な仕上がりが期待できます。
確認すべきポイント
● 自社が必要とする清掃内容に対応しているか
● トイレ清掃、給湯室清掃なども含まれているか
● エアコンやカーペットなどの専門清掃にも対応できるか
● 緊急時のスポット清掃にも対応してくれるか
自社のニーズを明確にした上で、それに合った業者を選ぶことが重要です。複数の業者に依頼するよりも、一つの業者で全て対応できる方が、管理の手間とコストを抑えられます。

清掃時間帯の柔軟性

オフィス清掃は、業務に支障をきたさない時間帯に行う必要があります。
時間帯の選択肢
● 早朝清掃(始業前): 出社前の時間帯(6:00〜9:00頃)に清掃を行います。従業員が気持ちよく仕事を始められるメリットがあります。
● 夜間清掃(終業後): 退社後の時間帯(19:00〜22:00頃)に清掃を行います。最も一般的な時間帯で、多くの業者が対応しています。
● 休日清掃: 土日祝日に清掃を行います。定期清掃やスポット清掃で利用されることが多いです。
● 営業時間中の清掃: 業務時間内に清掃を行います。騒音の少ない作業に限られ、清掃スタッフとの動線調整が必要です。
確認すべきポイント
● 希望する時間帯に対応できるか
● 早朝・夜間の時間外料金が発生するか
● 営業時間中の清掃にも対応できるか
● 清掃スタッフの入退館時間を柔軟に調整できるか
時間帯によって追加料金が発生する場合があるため、見積もり時に明確にしておくことが重要です。

セキュリティ対策

清掃スタッフはオフィス内に入室するため、セキュリティ面での信頼性は非常に重要です。
確認すべきセキュリティ対策
● スタッフの身元確認

○ 清掃スタッフの採用時に身元確認を徹底しているか
○ スタッフ教育でセキュリティ意識を高めているか
○ 定期的な研修を実施しているか
● 守秘義務契約の有無

○ 清掃業者と守秘義務契約(NDA)を締結できるか
○ 機密情報の取り扱いについて明確なルールがあるか
○ スタッフ個人とも契約を結んでいるか
● 損害賠償保険への加入

○ 万が一の事故や破損に備えた保険に加入しているか
○ 補償内容と補償額は十分か
○ 盗難や紛失にも対応しているか

● 鍵の管理体制

○ オフィスの鍵をどのように管理しているか
○ 鍵の受け渡し方法は明確か
○ キーボックスやセキュリティシステムとの連携は可能か

● 監視カメラへの対応:

○ オフィスに監視カメラがある場合、清掃スタッフは理解しているか
○ プライバシーに配慮した清掃が可能か
セキュリティ面で不安がある場合は、契約前に清掃業者の本社や実績を確認し、信頼できる業者かどうかを慎重に判断することが重要です。

資格・実績の確認

清掃業者の技術力と信頼性を判断するために、資格や実績を確認することは非常に重要です。
国家資格・公的資格
● ビルクリーニング技能士: 国家資格で、清掃技術や建築物の知識を持つプロフェッショナルの証明です
● 清掃作業監督者: 建築物における衛生管理を行う資格で、一定規模以上のビルでは必須です
● 建築物環境衛生管理技術者: 大規模建築物の衛生管理全般を統括する国家資格です
業界団体への加盟
● 全国ビルメンテナンス協会などの業界団体に加盟している業者は、一定の基準を満たしていると判断できます
● 団体による技術研修や情報共有が行われているため、サービス品質の向上が期待できます
過去の実績
● 導入企業数や清掃実績年数
● 同業種・同規模のオフィスでの実績
● 長期契約している顧客の数
● 受賞歴や表彰実績
口コミ・評判
● インターネット上の口コミや評価
● 実際に利用している企業からの紹介
● 業界内での評判
資格や実績は、清掃業者の技術力と信頼性を測る重要な指標です。複数の業者を比較する際は、これらの情報を必ず確認しましょう。

見積もりの透明性

清掃費用の見積もりが明確で透明性が高いかどうかは、業者選びの重要なポイントです。
見積もりで確認すべき項目
● 料金の内訳

○ 作業項目ごとの単価と数量
○ 人件費、機材費、洗剤費などの詳細
○ 基本料金と追加料金の区別

● 契約内容の明確さ

○ 清掃範囲と作業内容の詳細な記載
○ 清掃頻度と時間帯
○ 契約期間と更新条件
○ 解約条件と違約金の有無

● 追加料金の発生条件

○ どのような場合に追加料金が発生するか
○ 特別清掃や緊急対応の料金
○ 時間外料金や休日料金
○ 消費税や諸経費の扱い
● 支払い条件:

○ 支払い方法(月払い、年払いなど)
○ 支払い期限
○ 年間契約割引の有無
相見積もりの重要性
複数の業者から相見積もりを取ることで、以下のメリットがあります:
● 費用の適正性を判断できる
● サービス内容を比較できる
● 交渉の材料になる
● 各業者の対応の質を確認できる
少なくとも3社程度から見積もりを取り、価格だけでなく、サービス内容や対応の質も含めて総合的に判断することが重要です。
また、極端に安い見積もりには注意が必要です。作業内容が不十分だったり、追加料金が多く発生したりする可能性があります。

清掃道具・ゴミの取り扱い

実務面での確認事項として、清掃道具の準備とゴミの取り扱いについても事前に確認しておきましょう。
清掃道具の準備
● 業者持参の場合

○ 多くの業者は清掃道具や洗剤を持参します
○ 専門的な機材や洗剤を使用できるメリットがあります
○ 追加費用が発生しないか確認が必要です

● オフィス側で準備する場合

○ 一部の道具や消耗品をオフィス側で用意する契約もあります
○ 費用は抑えられますが、購入や管理の手間がかかります
○ 何を用意する必要があるか明確にしておきましょう

ゴミの取り扱い
● 業者が持ち帰る場合

○ ゴミを業者が持ち帰って処分してくれるサービスです
○ オフィスのゴミ処分の手間が省けます
○ ゴミ処分費用が清掃料金に含まれているか確認しましょう

● オフィス側で処分する場合

○ 清掃後のゴミをオフィスの集積場に置いていく形式です
○ 費用は抑えられますが、ゴミ出しの手間が発生します
○ ゴミの分別ルールに対応してもらえるか確認しましょう
消耗品の補充
● トイレットペーパー、ハンドソープ、ペーパータオルなどの補充が含まれるか
● 消耗品はオフィス側で用意するのか、業者が用意するのか
● 補充のタイミングや在庫管理の方法
これらの実務的な内容を事前に明確にしておくことで、契約後のトラブルを避けることができます。

オフィス清掃を依頼する際の注意点

清掃サービスを外注する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。これらを事前に確認しておくことで、後々のトラブルを防ぎ、満足度の高いサービスを受けることができます。

清掃箇所を明確にする

オフィス清掃の費用を抑えつつ、必要な清潔さを保つためには、清掃箇所を明確にすることが重要です。
清掃箇所の優先順位を決める
すべてのエリアを同じ頻度で清掃する必要はありません。以下のように優先順位をつけることで、コストを最適化できます。
● 高頻度で清掃が必要な箇所

○ トイレ(毎日または週3回以上)
○ エントランス・受付(来客の第一印象に関わる)
○ 会議室(来客や重要な打ち合わせで使用)
○ 給湯室(衛生管理が重要)

● 中頻度で清掃が必要な箇所

○ 執務スペース(週1〜2回程度)
○ 廊下や通路(週1〜2回程度)

● 低頻度でも問題ない箇所

○ 倉庫や物置(月1回程度)
○ あまり使用しない部屋(月1回程度)
不要な清掃サービスを省く
標準的な清掃プランには、自社にとって不要なサービスが含まれていることがあります:
● デスクの拭き掃除は従業員各自で行う
● 使用していない部屋は清掃対象から外す
● 窓ガラス清掃の頻度を減らす
必要最小限の清掃範囲を明確にすることで、無駄なコストを削減できます。見積もり時には、清掃箇所を具体的に指定し、不要な項目は削除してもらいましょう。

契約内容を事前に確認する

清掃サービスの契約前に、契約内容を十分に確認することは非常に重要です。
確認すべき契約内容
● 清掃範囲と作業内容の詳細
○ どの部屋・エリアが清掃対象か
○ 各エリアで具体的にどのような作業を行うか
○ 清掃に含まれない作業は何か

● 清掃頻度と時間帯

○ 週何回、どの曜日に清掃を行うか
○ 清掃の開始時刻と終了時刻
○ 祝日や年末年始の対応

● 契約期間と更新条件

○ 契約期間(通常は1年契約が多い)
○ 自動更新の有無
○ 更新時の料金改定の条件

● 解約条件

○ 解約通知は何ヶ月前に必要か(通常は1〜3ヶ月前)
○ 途中解約の違約金の有無と金額
○ 解約時の返金や精算の方法

● 追加料金が発生する条件

○ 通常の清掃範囲を超える作業
○ 時間外や休日の清掃依頼
○ 特別清掃やスポット清掃の料金

● トラブル時の対応方法

○ 清掃に不備があった場合の対応
○ 設備や備品を破損した場合の補償
○ 清掃スタッフの変更や欠勤時の代替対応
契約書の確認ポイント
契約書を受け取ったら、以下の点を必ず確認しましょう
● 口頭での説明と契約書の内容が一致しているか
● 曖昧な表現や不明確な条項がないか
● 自社に不利な条項が含まれていないか
● 疑問点は契約前にすべて解消する
契約内容が明確でないと、後々のトラブルの原因になります。不明な点は遠慮せずに質問し、書面で確認を取ることが重要です。

トライアル期間を活用する

可能であれば、トライアル期間やスポット清掃で実際のサービスを試してから、定期契約を結ぶことをおすすめします。
トライアルのメリット
● 清掃品質の確認

○ 実際の清掃の仕上がりを確認できる
○ スタッフの作業の丁寧さや効率性を評価できる
○ 自社の期待値とのギャップを把握できる

● スタッフの対応確認

○ スタッフの態度や身だしなみを確認できる
○ コミュニケーションの取りやすさを評価できる
○ セキュリティ意識の高さを確認できる

● 業者の対応力確認

○ 要望や変更依頼への対応の柔軟性
○ 問題発生時の対応の速さと適切さ
○ アフターフォローの質
トライアルの活用方法
● まずはスポット清掃を1回依頼する
● 複数の業者でトライアルを実施して比較する
● トライアル後のフィードバックを丁寧に行う
● 改善点への対応を確認してから本契約を決める
多くの清掃業者は、初回限定の割引やトライアルプランを用意しています。こうしたサービスを積極的に活用して、実際のサービス品質を確認してから契約することで、失敗を防ぐことができます。

オフィス清掃の効率化のポイント

外注するだけでなく、日常的にオフィスの清潔さを保つための工夫をすることで、清掃の効率を高め、コストを抑えることができます。

デスク周りの整理整頓

従業員各自がデスク周りを整理整頓することは、清掃効率を大きく向上させます。
整理整頓のメリット
● 清掃時間の短縮

○ デスク上に物が少ないと、清掃スタッフがスムーズに拭き掃除できる
○ 移動や整理の手間が省けるため、作業時間が短縮される
○ 短時間で作業が終われば、清掃費用の削減につながる

● 清掃品質の向上

○ 隅々まで丁寧に清掃できる
○ 見落としや清掃漏れが減る
○ 清潔な状態を長く維持できる
実践すべき整理整頓の習慣
● デスクの上は最小限に

○ 帰宅時にはデスク上を片付ける習慣をつける
○ 必要な物だけを置き、不要な物は引き出しにしまう
○ 書類はファイリングして整理する

● 共有スペースの管理

○ 会議室は使用後すぐに片付ける
○ 給湯室は各自が使用後に清掃する
○ 共有の棚やロッカーも定期的に整理する
● ペーパーレス化の推進

○ デジタル化により紙の書類を減らす
○ ファイルキャビネットのスペースを削減できる
○ 清掃箇所が減り、作業効率が上がる

● フリーアドレス制の導入

○ 固定席をなくすことで、個人の荷物が減る
○ デスクが常に整理された状態になる
○ 清掃が均一に行き届きやすくなる
整理整頓は、清掃業者だけでなく従業員にとっても働きやすい環境を作ります。全社的に整理整頓の文化を育てることで、清掃効率と労働環境の両方を改善できます。

清掃ロボットの導入

近年、業務用の清掃ロボットの性能が向上し、オフィスでの活用が進んでいます。
清掃ロボット導入のメリット
● 日常清掃の頻度削減

○ 毎日ロボットが自動で床掃除を行うことで、人による清掃の頻度を減らせる
○ 週5回の清掃を週3回に減らすなど、コスト削減が可能

● 清掃品質の均一化

○ ロボットは常に一定の品質で清掃を行う
○ 人による作業のばらつきがなくなる

● 夜間・無人時の清掃

○ 営業時間外に自動で清掃できる
○ 従業員の業務を妨げない

● コスト削減の可能性

○ 初期投資は必要だが、長期的には人件費を削減できる
○ 清掃業者への委託費用を抑えられる
清掃ロボットの種類
● 床掃除ロボット

○ 自動で床を掃除・モップがけするロボット
○ オフィスのレイアウトを学習し、効率的に清掃する
○ 障害物を回避しながら作業できる

● 窓拭きロボット

○ ガラス面を自動で清掃するロボット
○ 高所の窓も安全に清掃できる
導入時の注意点
● オフィスのレイアウトに適したロボットを選ぶ
● カーペットや段差に対応できるか確認する
● メンテナンスやサポート体制を確認する
● 初期投資と運用コストを試算する
清掃ロボットは、人による清掃を完全に置き換えるものではありませんが、日常清掃の負担を軽減し、清掃業者への依頼内容を専門的な作業に絞ることで、全体的なコストパフォーマンスを向上させることができます。

定期的な従業員への啓発

オフィスの清潔さを保つためには、従業員一人ひとりの意識向上が不可欠です。
啓発活動の重要性
清掃業者がどれだけ丁寧に清掃しても、従業員の衛生意識が低ければ、すぐに汚れてしまいます。定期的な啓発により、清潔な環境を維持しやすくなり、清掃の手間も減ります。
実施すべき啓発活動
● ゴミの分別ルールの徹底

○ 分別方法を明確に表示する
○ 可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミなどの区別を周知する
○ 分別が徹底されれば、清掃スタッフの負担が減る

● トイレの使い方のマナー

○ 使用後の清掃や手洗い場の拭き取りを呼びかける
○ マナーポスターを掲示する
○ 汚れを見つけたら各自が簡単に拭き取る習慣をつける

● 給湯室の使用ルール

○ 使用後は各自で片付ける
○ 冷蔵庫の定期的な整理
○ シンクに食器を放置しない

● デスク周りの清潔維持

○ 飲食後はすぐに片付ける
○ 定期的にデスク周りを拭く
○ 共有スペースは特に意識して綺麗に保つ
啓発の方法
● 社内掲示板やメールでの定期的な啓蒙
● 新入社員研修での清潔維持ルールの説明
● 月に一度の「クリーンデー」の設定
● 清潔維持のための簡単なチェックリストの配布
従業員の衛生意識が高まれば、清掃業者の作業効率も向上し、より質の高いサービスを受けられるようになります。また、従業員自身が快適な環境で働けるため、満足度や生産性の向上にもつながります。

まとめ:プロのオフィス清掃で快適な職場環境を実現

この記事では、オフィス清掃の種類や費用相場、業者選びのポイント、そして清掃を外注するメリットについて詳しく解説しました。
オフィスの清潔さは、従業員の健康や生産性、そして企業イメージに直結する重要な要素です。適切な清掃業者を選び、定期的なメンテナンスを行うことで、快適で働きやすいオフィス環境を実現できます。
まずは自社のニーズを明確にし、複数の業者から見積もりを取って比較検討することから始めてみてはいかがでしょうか。適切なパートナーを見つけることで、コストを抑えながら質の高い清掃サービスを受けることができます。
清潔で快適なオフィスは、従業員のモチベーション向上や離職率の低下、そして来客への好印象につながります。プロの清掃サービスを活用して、より良い職場環境を築いていきましょう。


監修者 櫛田 悠
監修者

東葉アメニティ株式会社 代表取締役

櫛田悠

現場経験10年以上、延べ1000件以上の清掃現場に携わる


清掃作業監督者 清再第46669号

防除作業監督者 防再第23588号

ビルクリーニング技能士 第14ー単ー120-東京ー0257号

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